私たちが描くのは、かつて存在しなかった「もしも」の世界。
1930年代の旅行雑誌、60年代の広告ポスター、90年代の音楽フライヤー──どれも本当は存在しないのに、懐かしさと新しさが同時に立ち上がる架空のヴィンテージ。
その美しさは、現実とフィクションのあいだにしか生まれない独特の質感です。

ゴッホ、モネ、モリス、ミュシャ──時代を代表するアーティストの線や色彩を、現代のデザイン文法と融合。
まるで未来へ再生させるようにリミックスします。これはオマージュであり再構築であり、過去と未来をつなぐ試みです。

「パブリックドメインの美しさ」×「架空のヴィンテージ感」×「先人のクリエイティブ」。
この三つが重なるとき、目の前に立ち現れるのは“存在しなかったはずのヴィンテージ”。それこそが私たちの提案する新しい美です。